"古本掘出し屋"のつぶやき

本好き高じて古本屋商売に・・・多くの本を見ることが出来ても整理に追われ、読める時間の短いのが不満

初めての掘り出し体験

今となっては、この本ならちょっと「掘出しもの」とヤマ勘で当てることも少しは出来るようになってきた。
当然でしょうが、最初の頃はまったく見当もつかない日々が続きました。

 意識して古本を探し始めてら二ヵ月後くらいでした。
新古本をあつかう書店の100円棚で「社会福祉政策」と言う、白っぽい表紙にブルーの文字でタイトルの書かれており、英文表記の部分は『Social Walfare』となっていて、「この本、大丈夫かいな?」印象の本を見つけました。
カバーもなくこれと言った装飾も施されていないし、英文タイトル部分に誤植有りです。あとがきによると著者(R.M.ティトマス)のオックスフォード大学だかケンブリッジ大学の退官記念講義が著作になっている旨が書かれていました。

う~む。これはきっと今でも読む人はいるに違いないと勝手に決め付けて購入。3000円の値をつけて、アマゾンに出品したところ二ヶ月程度してから買い手がつきました。 因みにこの書籍、いまアマゾンでは8800円程度で販売されています。

 初めての体験でしたから、ちょっと嬉しかったものです。以来、掘り出しの快感を味わうべく古書店の店頭を巡るのが楽しみとなっています。