"古本掘出し屋"のつぶやき

本好き高じて古本屋商売に・・・多くの本を見ることが出来ても整理に追われ、読める時間の短いのが不満

どんな古書なら売れる?

"野球の本なら何でも面白いんだよ"、ドクターJ。フットボールの本は紙資源の無駄づかいだ。どういうわけか、野球ファンは本を読むのが好きで、フットボールのファンはビールを飲んで騒ぐのが好きなんだ。野球の本は売れる....中略

ジェーン・フォンダのワークアウトブック』?そんなものはどうでもいい・・・

前掲:死の蔵書 (ハヤカワ・ミステリ文庫): ジョン ダニング, John Danning, 宮脇 孝雄: 本 から引用

 

 古本屋からすれば興味深い会話でもある。

ただ、日本の事情を加味するとフットボールファンの好みは不明。

「この手の本、今でも読者いるかい?」ってのがポイントでしょうね。

 

 どのようなジャンルであっても、必ずや"この著者のこの本"ってのがある(と、私は思っている)。

そして、その道を歩み始めるにあたっては避けて通れない著作がある(と、私は思っている)。

  沢山の書籍の背中を見て、自分なりの掘り出し方(=捜し方)身につけるしかない(と、私は思っている)。

 

 沢山並べられた古本の山をまえにして、本の方から「私を仕入れておけば得ですよ」と語りかけてくれる境地に到達し得る私なりの作法です。