"古本掘出し屋"のつぶやき

本好き高じて古本屋商売に・・・多くの本を見ることが出来ても整理に追われ、読める時間の短いのが不満

状態表記は売れ行きを左右するのか?

アマゾンマーケットプレイスで、古書を販売しようとするには販売価格を決め、書籍の状態を案内する必要がある。

価格競争も厳しい。一円から千円まで位のばらつきなんぞは沢山見かける。
購入する立場から考えると、判断する要素は価格・状態表記・出品者の評価の三ポイントだろう。

  •  価格――安ければ安いほど良い・・・かな。1円では売りたくない思いも強いのだが。当店の場合、100円以下にはしてませんが

  • 状態表記――各店、個性のある文章表現をなさっておられる。個別的に状態を表現されている場合と、どのような状態であっても一律の表現をされている場合。後者は大手の古書店さんが多いようですね。当店のような弱小店は、ここで工夫した表記で競合を出し抜くのがポイントと考えています。
    販売終了書籍の競合状況は要チェックなんですよね。状態も余り変わりなく、価格も何冊か横並びになっていると状況で、当店への指名あればグッド!と。

  • 出品者の評価――これは評価の数と評価の質が問われるもの。当事者には手の届かぬ領域と思わねばなら無いものと。不誠実な出品者であると思われるような(もしくは、誤解されるような)対応はタブー。不備のあった場合、掲示板上で、厳しい指摘を受けることにもつがります。

 10年近くもやっていれば、思わぬ誤解を受けたこともあります。また、評価の文言で一喜一憂も有りますが、極力、気にしないようにするもの一法だと思っています。

「このようにごく細かなところまで、さりげなく気配りして包装してあるところだから信用できる・・・云々」と評価欄に書いて頂いたことがあります。
届ける荷姿も含めて、お客様へのメッセージだと言う事を痛感しました。