電子ブックの普及と自炊代行
AmzonのKindleなどの隆盛により、既存の書籍も電子化が進んでいるようだ。ただ、出版社によって、その取り組み具合は一律ではなさそうだしまた、ネット販売をしていても、取扱サイト限定なんて場合もあるようだ。
例えば、岩波書店がそうだ。最大手のAmazonでは岩波書店の電子書籍の取扱がありません。
普及の度合いはさておき・・・
タブレットタイプの機器に普及に伴い、2011年2月以降位から「自炊」サービスが出現。その後、出版社と特定作家からの訴訟沙汰に至った。結局のところ、出版社や作家側の勝訴となった。
「自炊代行」裁判の判決文が公開されました | 栗原潔のIT弁理士日記
小生、基本的には自炊代行には反対の立場。やはり、現行の著作権法で守られている著作者の権利は守られるべきと言うのが基本スタンス。
裁断済み書籍が取引されている、ヤフオクやアマゾンのマーケットプレイスの実情を見ていると、ちょっと悲しくなる。
ごくたまになのだが、会員番号を付しての届け先指定にて某スキャンセンター宛に送付と言うご注文がある。当然のことながらご注文のご要望には応じるのだが、実は余り気分は良く有りません。
永年にわたり書籍と接している立場から付け加えれば、書籍のかもし出す雰囲気も含めての読書行為と、電子書籍の読書行為はかなり違うように思えてなりません。ディスプレイ眺めながらは、どうも馴染めませんのですがねぇ。